僕たちの周りには
偶発的な現象や発見がしばしばあります
偶然目につく看板だったり
たまたま雑誌で得たライフハックだったり
ところが
大半の人はそのまま流してしまい
【既存のものと結びつける】
という工程を忘れてしまいがちです
セレンディピティとは
【偶然を偶然のままにせず
他のものに関連づけて
1つの形にすること】
を指すようで
人は歳をとるにつれて
つい「当たり前」を受け入れがちですが
それは時として
発想力や創造力の衰退に繋がってしまうというお話です
リンゴが木から落ちるのは当たり前ですが
その当たり前を剥がせば、新たな発想が生まれます
【リンゴが木から落ちる】事と
【地球の性質】は全く関係のない事柄ですが
これを結びつけて
【万有引力の法則】に形を変えたり
スティーブ・ジョブズ氏は
大学で学んだ【カリグラフィ】
旅先で体験した【禅】
この全く関連性のない事柄を
【無駄の無い、美しいフォントが魅力のPC】
【Macintosh】へ変えました
それまでのPCは文字がカクカクでしたが
それが当たり前で、誰も気に留めていなかったそうです
これは音楽にも応用できる考え方ですね
【 幾何学的な数列を音符 】に当てはめた曲
【 自然音と音楽を組み合わせた曲 】
たくさんありますね
ジョン・レノンが色々やっていたそうですが
ちょっとここでは書きづらいですね・・
あとは
【 叙事詩を若者向けのラブソングに引用】
【 窓の外の作業音から擬態語を作って作詞する】
など
当たり前を外せば発想の種はアチコチにあるでしょう
では
このセレンディピティという力をどのようにして
高めるかというと
連想ゲームが役に立つそうです
アメリカの心理学者が発案した
セレンディピティ向上ゲームだそうですが
2つのニュースを用意し
それを繋げて1つの答えを導き出すというゲーム
答えには現実味など一切必要ないみたいです
日本で言うところの大喜利みたいですね!
【 AとBをくっ付ける作業 】をしていく訳ですね
すると脳の回路が枝分かれしながら連携して、複雑化する様で
これが所謂【発想力】と言う能力になる訳です
この理屈で行けば
発想力とは先天的なものでなくとも
日常次第で、かなり身に付くものなのかも知れません
アインシュタインはこの連携回路がとても複雑だったと聞きますが
さすがです・・
どういうセレンディピティがあれば
相対性理論に辿り着くのか・・
芸人さんの頭の回転が早いのも
こういった作業を日常的に行なっているからかも知れませんね
簡単そうで、意外と難しいゲームです
みなさんも脳トレとしてやってみてください!