ロックフェス
今では誰もが知っているイベントですが
過去に【オルタモントの悲劇】
と呼ばれたロックフェスがあったことはご存じでしょうか
今の学生さんたちには古い話ですよね
ざっくりと書いてみます
60年代
ロック黎明期に起きた事件の話です
当時ローリングストーンズというバンドが
アメリカのツアーの締めくくりとして
カルフォルニアで行った無料コンサートでの事
さまざまな事情から
準備体制が整わず決行されました
無料ということもあり多くの人が押し寄せ
現場は大混乱です
会場の警備を務めたのは
バイカーギャングの
【 ヘルズ・エンジェルス 】
簡単に言うと国際規模のアメリカのギャングですね!
当時、ギャングが警備をするのは珍しくなかったです
特にロックフェスは観客が暴徒化することが多かったので
ギャングが警備に適任だったと言うことも事実です
会場はすでに乱雑を極めており
会場では酒・ドラッグ・喧嘩と
ヘルズ・エンジェルスですら統制が取れない程だった様です
そこに追い討ちをかけたのが
ストーンズの登場遅れです
観客を焦らす作戦だったのですが
裏目に出ました
完全に暴徒と化した観客たちは理性を失い
【悪魔を憐れむ歌】
https://www.youtube.com/watch?v=Jwtyn-L-2gQ
を演奏中にステージで乱闘騒ぎに・・
さらに
【アンダー・マイ・サム】
https://www.youtube.com/watch?v=8SktQwZmoNA
を演奏中
観客の青年がヘルズ・エンジェルスと衝突
青年は隠し持っていた拳銃を取り出すも
エンジェルスはナイフで応戦
結果
青年は命を落としてしまいます
この騒動の落とし所は多々あり
のちに
【オルタモントの悲劇】
と語り継がれています
ストーンズのミック・ジャガーは
“ 悪魔を憐れむ歌 を歌うと毎回アクシデントが起こるんだ ”
と語っており
ロック界ではとても有名な一曲です
ロックとは【常識を覆す破壊力】
を秘めているだけに人を惹きつけますが
時にこの様な悲惨な歴史も生んでしまいます
“ ロックはルシファー(サタン)さえ魅了するのさ! ”
と言うセリフがありますが
まさにオルタモントの悲劇は悪魔の所業だったのも知れない
と言うお話でした